むう。
久しぶりにTracersのニューカマーが登場かと思ったら。これまた意外なところを攻めて来た。(ラダーなんたらは上場Tracersシリーズだっけ。)
これはチェキしておかないと。
今回は、2025年11月26日設定のTracers 日本国債ウルトラロング(30年平均)年4回分配型のことを、ちょこっと調べてみようかなって。それだけのお話。
気になった方だけこっそり楽しんで下さいな。
Be careful
この記事で書かれている内容はトワナナさんの感想です。間違いがないよう注意を払っておりますが、それでも事実と異なる内容が含まれているかも知れません。また、特定の商品をお勧めする意図などはありません。詳しくは(ブログに関するきまりごと)をご確認下さい。
「そうなんだー」くらいの肩の力を抜いた状態で、たのしんでいただければ幸いです。
What are ultra-long Japanese government bonds (30-year average)?
アモーヴァ・アセットマネジメント公式さんに、ページも用意されているのだけれど。
まずは目論見書から読み取れることをまとめ。
日本超長期国債を主要投資対象とする
主として残存期間が27から33年の日本国債に投資を行う
ポートフォリオの平均残存期間は30年程度とし、適宜入れ債券の替えを行う
商品分類(型:追加型、地域:国内、資産:債券)
属性区分(資産:その他資産(債券・公債)、決算:年4回、地域:日本、形態:ファミリーF)
信託期間は無期限、信託報酬は純資産総額に対して年0.176%、信託財産留保額は無し
ふむーう。
これだけ見ると、日本国債で残存期間30年程度を維持し続けるファンド。という説明で事足りる感じ。
いやそれはそれでひとつの機能ではあって。
けれども、ここから読み取れるものはそれで全部。
じゃあ、このファンドはどのように機能するの?戦略的な意図はどのへん?に関しては、公式に「でん」と鎮座していた。
金利のある世界で少し攻めた日本国債への投資、相対的に高い利回りと値上がり益を追求するたぶんのこのキャッチフレーズが戦略的意図。
今後、日銀が利上げすることを見越した戦略。
なるほど。
で。
「満期まで保有をすると元本で償還される」そんな債券の特徴ではなく、
「より高い利回りの獲得と金利低下時の値上がり益の獲得」に期待する
超長期の日本国債に注目した投資信託こっちが機能的な意図かな。
特別レポートなどにも目を通した感じ。
んー。
日本の超長期国債は米国並みに金利が上ってきているよ
国債は長期である程ボラティリティが大きいよ
金利が下がると(利回り下落・債券価格が上昇)になるよ
金利が上がると(利回り上昇・債券価格が下落)になるよ
みたいな話題。
金利が上っても下がってもイケてるファンドでしょって伝えたい感じ?
What is the current yield on 30-year government bonds?
利回り高いってほんとかなーって。
調べてみたところ、確かに高利回りではありそう。
この画像は松井証券ホームページ掲載の日本国債30年の2025年11月12日現在のスクリーンショット画像になります。
う、うーん。
とんでも急上昇してるのがちと不安を煽るネ。
トワナナさんはバランス型ファンドでがっつり国債を保有しているので、今のところポートフォリオに個別で国債を取り込む予定はないのだけれど。
自前で新たにマルチアセットなポートフォリオを組む際には、選択肢に入れるもよさげ。
今後を追いかけて行こう。
Long-term options
こういった戦略意図を持った商品が増えてくるのは、投資環境的にもよいなって思っていて。
ただ、複数のアセットでポートフォリオを組む際に気を付けた方が良い点があって。
単独で値を戻せなくなる懸念があるアセットは単体で持たず、多少値がはっても複合型のファンドで持つ方がよいかなって経験則。(株+債券とか、株+リートとか、全部込みとか。アモーヴァさんなら株+金も。)
アセット単独だと価格が落ちたままで復帰のめどが無くなっても、複数のアセットで組まれたファンドなら、好調なアセットが不調なアセットをカバーして値を戻せる可能性もあるから。
このへん「信託報酬が安い方がいいんだから、個別でポートフォリオ組んだ方がお得じゃん!情弱乙w」みたいなご意見も散見されるけれど。
何年も価格がマイナスなままって、想像よりもずっとつらいから。(NISAで運用していたら損益通算もできないしネ。)
とか。
マイナス95ぱーとか、マイナス85ぱーの資産を何年も漬け込んでいる漬物マイスターのひとりごと。
・・・。
このファンドが危ないよとか、買っちゃダメだよということはなく。アセットを分散する時は、そのアセットが単独でドボンすることも見越しておいた方がより安全!ってお話。で、締めくくり。
おつかれさまでした。