およ?
前回の記事で楽天・マネーファンドを少し調べたのだけれど。先日、楽天証券さんで新しいサービスの発表があったみたい。
「自動で米国株式の配当金や売却代金を使い米ドル建てMMFを買い付ける」サービスを開始されるそうな。
確か米ドル建てMMFは結構な利回りだったような・・と調べてみると、記事執筆現在は年3.490%(税抜き)だそう。
なかなかの数字。
配当や売却代金をそのまま米ドルMMFで寝かせるって可笑しくない?といえば。たぶん、1株に満たない資金を寝かせておいたり、買場までの安置所でも利益を乗せたい的な使い方かも。
これも投資信託なのかな?
ノーザン・トラスト・⽶ドル・リクイディティ・ファンド。ケイマン籍契約型公募外国投資信託(追加型)か。ちょっと長いお名前。愛称が楽天・米ドルMMFになる形。
んー。
資料を読む限りは、えーっと。
投資対象は短期のマネー・マーケット・ファンド。「米ドル建ての高格付け確定利付商品や変動金利型証券に投資する形で資本を保全、インカム・ゲインを生み出すことを目的とする」ファンドになり、投資対象の基準通貨は米ドル。
中で色々やってる感ありつつ、主力は金利になるのかな?
資料にケイマン諸島やホンコンの名称が頻繁に出てくるのも気になるけれど(名前がアイヤー含み所在地がロンドンならまっくろ)、金融問わず裏側に中華屋さん絡んでくるのは少なくない感想で。
そっかー。じゃあ平気かなーというと。
うひひひ。
どちらかというと、有価証券届出書に違和感を感じる。これ、投資対象ファンドの説明を日本語訳してベタ張りしてない?向うさまのファンドと書式が似ている気がする。
要件さえ満たしていれば書式は自由なのかもだけれど、情報が整理されていない印象を受けた。
・・・。
今回は、グローバル3倍3分法ファンドの月報(マンスリーレポート)2025年11月のお話。
Be careful
この記事で書かれている内容はトワナナさんの感想です。間違いがないよう注意を払っておりますが、それでも事実と異なる内容が含まれているかも知れません。また、特定の商品をお勧めする意図などはありません。詳しくは(ブログに関するきまりごと)をご確認下さい。
「そうなんだー」くらいの肩の力を抜いた状態で、たのしんでいただければ幸いです。
Basic information
基本情報を簡単に。
グローバル3倍3分法ファンドとは?
資金を株式・REIT・債券の3つに分散、デリバティブを積極的に活用し、
資金の3倍に相当する純資産額で運用を行うファンド。
株価指数にレバレッジをかけるといったリスクに重点を置いた設計ではなく、
先物と現物を組み合わせた等倍の株価指数でポートフォリオを構築。
デリバティブの利用は国内株式と債券に限定しており、リスクの高いアセットには現物資産を採用。
純資産100%比では株式20%・REIT13.3%・債券66.7%をベースにポートフォリオが組まれる。
同アセット内では地域割り当てが均等になっている為、
マーケットが上昇傾向になった際などに出遅れる傾向がある。
その反面、時価総額が低い地域への割り当てを減らさずに投資を行う結果、
ドルコスト平均法などで高い効果が見込める側面も持つ。以下の2枚の画像は、松井証券ホームページから撮影したスクリーンショットによる2025年12月8日時点のファンドの情報。
これはクローバル3倍3分法ファンドの基本情報。
これはグローバル3倍3分法ファンドのリスク指標。
グローバル3倍3分法ファンドの価格等遷移。
2024/11 価14,411円, 資154,236百万, 口10,702,657(↓223,792)流入出▲3,246,550,544円
2024/12 価14,170円, 資145,560百万, 口10,272,406(↓430,251)流入出▲6,200,347,161円
2025/01 価14,164円, 資142,520百万, 口10,062,129(↓210,277)流入出▲2,979,625,090円
2025/02 価13,955円, 資136,639百万, 口9,791,400(↓270,729)流入出▲3,834,605,556円
2025/03 価13,502円, 資130,259百万, 口9,647,385(↓144,015)流入出▲2,009,729,325円
2025/04 価13,607円, 資128,850百万, 口9,469,390(↓177,995)流入出▲2,403,288,490円
2025/05 価13,992円, 資129,879百万, 口9,282,375(↓187,015)流入出▲2,544,713,105円
2025/06 価14,681円, 資131,625百万, 口8,965,669(↓316,706)流入出▲4,431,350,352円
2025/07 価15,127円, 資129,076百万, 口8,532,822(↓432,847)流入出▲6,354,626,807円
2025/08 価15,377円, 資126,229百万, 口8,208,948(↓323,874)流入出▲4,899,241,998円
2025/09 価15,828円, 資125,163百万, 口7,907,695(↓301,253)流入出▲4,632,367,381円
2025/10 価16,966円, 資129,501百万, 口7,632,971(↓274,724)流入出▲4,348,331,472円
2025/11 価17,091円, 資127,125百万, 口7,438,125(↓194,846)流入出▲3,305,757,236円これはグローバル3倍3分法ファンドの価格等の13か月分まとめ。
数値は「価」が月末の基準価格、「資」が月末の純資産総額、「口」が純資産と基準価格から割り出した口数の値。口数に続くカッコ内の数字は前月からの変動値。「流入出」は上記の値から計算したファンドへの資金流入出額の予想値。(参考程度にみて下さいな。)
Monthly operation report
ここからはアモーヴァ・アセットマネジメント社、グローバル3倍3分法ファンドの10月31日付けマンスリーレポートの数値を参考に、ファンドの状態を確認。
表は全て手打ちによる自作のため、数値に間違いがあったらごめんなさい。
合計の数値が1ズレている等は(よくあるお話として)公式資料の数値がそうなっており、アモーヴァさんちのルールで「表示上は小数点切っているが、計算上は考慮されている」めんどくさい形式。なのかも。
上記の表はポートフォリオ内の資産比率の数値。(単位はパーセント)
運用手段に関して。
日本株式は株価指数先物取引に係る権利などで運用、
先進国は海外株式インデックスMSCI-KOKUSAI(ヘッジ無し)、
新興国は海外新興国株式MSCIエマージング(ヘッジ無し)。
日本REITは日本リートインデックスJ-REIT、先進国REITは海外リートインデックス(ヘッジ無し)で運用。
債券は全て先物になり、世界の国債先物取引に係る権利などで運用される。今回の数値でグラフにするとこのような感じ。
(画像のサイズが480x480なので粗くてごめんなさい。このブログ・サービスなんでも横幅揃えてくるのでデカくなる。)
この表は基準価格騰落の要因を1年分まとめたもの。
いつもと同じ感じに計算。
現状は債券のマイナス3,407(前回▲3,717)を、株式を含めたその他全部のプラス10,374(前回+9,544)でカバーした結果、合計6,967(前回+5,827)のプラスになる感じ。
上がってきたー!うおー。
2025年10月は国内で初の女性首相が誕生した月でもあり、中国や特定国へ媚びへつらう日本人搾取の政治是正に強い期待が持たれた月。
首相就任時の挨拶で高市首相が発した「働いて働いて働いて働いて、働いてまいります。」は、先日2025年の流行語大賞にも選ばれた。
Check out the score you're interested in
締めはグローバル3倍3分法ファンドを取り巻く世界の数値、気になる基準価格を眺めつつ、偏りのある世間話でおしまい。
マーケットの主要価格
ドル円(JPY) 156.3780/ 155.9680/ 155.7850/ R[139.8920 - 158.8570]
BITCOIN(USD) 84,025.19/ 87,296.08/ 90,091.66/ R[74,436.68 - 126,198.07]
S&P500(USD) 6,602.99/ 6,812.63/ 6,846.51/ R[4,835.04 - 6,920.34]
FTSE 100(GBP) 9,539.71/ 9,723.14/ 9,645.09/ R[7,544.83 - 9,930.09]
DAX(EUR) 23,091.87/ 23,696.28/ 24,046.01/ R[18,489.91 - 24,771.34]
NIFTY 50(INR) 26,068.15/ 26,032.20/ 25,960.55/ R[21,743.65 - 26,325.80]
TOPIX(JPY) 3,297.73/ 3,341.06/ 3,379.74/ R[2,243.21 - 3,400.28]
SOXX(USD) 270.83/ 296.92/ 312.76/ R[148.31 - 314.08]
GLD(USD) 374.27/ 389.75/ 385.42/ R[238.73 - 403.30]
SPTL(USD) 27.01/ 26.81/ 26.58/ R[25.17 - 28.14]
CBOE V.I. 23.43/ 16.85/ 16.66/ R[13.24 - 60.13]
Fear&Greed I. 11/ 22/ 31/ R[超恐怖0-25/恐怖25-45/貪欲55-75/超貪欲75-100]
グローバル3倍3分法F 16,679/ 16,759/ 16,640/ R[8,559 - 17,173(設定来)]
グローバル5.5倍バランスF 10,108/ 10,520/ 10,420/ R[5,485 - 15,447(設定来)]
Tracersグローバル2倍株 16,218/ 17,178/ 17,457/ R[6,624 - 17,596(設定来)]※見方は左から「名前」「前々回の数値」「前回の数値」「今回の数値」「52週平均 or 追加情報 」の並び。数値は2025年12月9日付け。
直近で目に付いた話題というと。
BIS(Bank for International Settlements)の年次報告書の話題かな。色々なところで翻訳されて報じられている印象。
ざっくり書くと「株も大概だけど、ゴールドもバブルだよね?」みたいな話題。コロナ過とロシアによるウクライナへの侵略戦争、それに紐づく西側陣営によるロシアへの制裁。沢山の理由が重なってゴールド価格は上昇。
中央銀行が準備金として購入していることも要因とし強気な買いが続いており、価格は純資産価値を上回る水準。
株価はAI相場で利益を出している企業もあるため、過去のバブルとは類似しない。けれども、その収益構造が長期で継続できると「思われている間」の話。
株とゴールドが同時に下落するリスクもまた存在する。(両方バブルならそらまぁ・・。)
正気じゃねーぜ、ひゃっはーみたいな風。
うーん。
知ってた。
どこぞの自称コモディティ専門家でもなければ、ゴールドのチャートを一目見て「あー、これあかんやつ」ってわかりそうなもの。
ちなみにBISって何もの?というと、大体こんな感じみたい。
BIS(Bank for International Settlements)とは。
国際決済銀行のこと。スイスに本部を置く中央銀行をメンバーとする組織。
中央銀行間の協力を促進。中央銀行から預金受入れ等の銀行業務を行う。
第1次大戦時、ドイツへの賠償支払に関する事務を取り扱っていたことが行名の由来。中央銀行の中央銀行みたい。
ボスの上、上位ボス的な何か。(あとHISは旅行会社。)
・・・。
株式に目を向けると、ブリカスとカレーが下。
中国への輸出規制が解除(政府が利益25%ネコババ契約)されたエヌビディア、戦争は数だよ!のブロードコム、コンシューマ?HAHAHA、利益にならないからターミネートDA!のマイクロン。イキリ3社が牽引し半導体は上。
ゴールドと米長期国債は下。ちょっと怪しい雰囲気で。
FOMC前の様子見とこう展開。
数字だけ見ると、利下げ「あ、あるよね?やだなーもー」な様相にも。(金利は下、インフレは上予想?)
VIXは不安を払しょくできない空気でヨコヨコ。Fear&Greed Indexはお調子者が先陣を切って値を戻す。
今年最後の大イベントを控え、「バブルじゃないっ!」教の教えは信者を救うのか。
それとも。
教えは底の無い失望への案内状なのか。
・・・。
おつかれさまでした。